日本代表・森保監督 3・25日韓戦について言及「やるかもしれないという方向で聞いている」

森保一監督

日本代表と東京五輪代表を兼務する森保一監督(52)が9日にオンラインで取材に応じ、3月の国際Aマッチデーの対戦相手として韓国代表と交渉中であることを認めた。

森保ジャパンは25日にカタールW杯アジア2次予選ミャンマー戦(日産)が予定されていたが、ミャンマーでクーデターが発生した影響などから延期に。実戦の機会を設けるため代替試合の開催を模索する中で、複数の韓国メディアが日韓戦の開催が浮上していることを報じていた。

日本サッカー協会の反町康治技術委員長(56)は4日に「ノーコメント」と言及を避けたが、森保監督は韓国との対戦について「試合はやるかもしれないということで、その方向で聞いているが決定という話は聞いていない」と選択肢に挙がっていることを明言。そのうえで「同時に複数のチームと話をして頂いているので、最終的に決定したと聞いていない。いずれにしても試合ができるように。その中でベストの活動となるように準備をしていきたい」と他の候補も含めて調整中であることを強調した。

3月に予定されるA代表と東京五輪世代のU―24代表の選考については「まずはA代表も五輪も、国内組だけとは考えていない。海外組も含めて選考している」と海外組も含めてベストメンバーを組む方針。ただ、新型コロナ禍での隔離措置や入国規制などがハードルになっており、国際サッカー連盟(FIFA)がクラブ側の招集拒否も認めているため欧州組の招集は難しいのが実情だ。

「まだ答えは出ていないが、選考する段階で移動に携わるスタッフが招集できるかどうか個々のクラブ、国、地域を調べて結果待ちしている。まだ誰が招集できるできないの決定事項は伝えられていない。すべて現時点でのことで、準備しても変わる可能性もあるので、リストアップの幅を広げておかないといけない」とギリギリまでクラブ側と交渉していく構えだ。

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