移籍市場の目玉ドルトムントFWハーランド巡りナイキVSアディダスが争奪戦

去就が注目されるドルトムントFWハーランド(ロイター)

今夏の移籍市場で目玉となるドイツ1部ドルトムントのノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(20)を巡って、世界屈指のスポーツメーカーによる争奪戦も激化している。

スペイン誌「ドンバロンローザ」は「アディダスでは、ナイキがハーランドに与える報酬を2倍にして、彼を新しいエンブレムに起用したいと考えている。マーケティング面でも戦争が起こるだろう」と報じた。

ハーランドに対して現在スペイン1部レアル・マドリードやイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドなど多くビッグクラブが獲得に乗り出しており、いずれにしても早ければ今夏に世界屈指の名門へステップアップすることが確実視される。

現在ハーランドはナイキと個人契約しているが、これから広告価値がさらに急増することは確実なため、ライバル社のアディダスが巨額オファーで引き抜こうとしているのだ。

これまでに「ドルトムントのスポンサーであるプーマが契約を2回試みたが、彼らは2回ともハーランドに断られた」とプーマも熱心にラブコールを送っているようだが、2回フラれているため劣勢は否めない。

「彼は今のところナイキにとどまりたいと思っている。ただアディダス〝クーデター〟を起こそううと努めており、ナイキの契約条件から2倍にして引き抜くつもりだ。現時点ですべてのマネジメントを担当している父親のアルフインゲからの回答はないが、将来のためにすぐに決定する必要がある」と事実上ナイキとアディダスの一騎打ちで検討されることになりそうだ。

大物ストライカーを巡りピッチ外でも熱いバトルが展開されている。

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