巨人・サンチェスは守備と制球に乱れ 4回3失点も「順調だと思います」

ソフトバンク・周東(右)の足を警戒しすぎ、一塁に悪送球をしてしまった巨人・サンチェス

思わぬ乱れを見せた。巨人のサンチェス投手(31)が9日、ソフトバンク戦(ペイペイ)に先発し、4回を投げて3失点、3四球の2失策だった。

ミスが目立った。初回、先頭打者・周東の放った投ゴロを一塁へ悪送球。無死二塁とピンチを招くと、その後は内野ゴロと四球から二死一、三塁とピンチを広げる。なんとかしのぎたい右腕だったが、今度は栗原の打席でけん制悪送球。その間に三走が余裕の生還を果たし、先制点を献上した。

直後の2回には打線が一挙3得点で逆転したが、直後に周東に犠飛、4回の甲斐の併殺打などから同点とされる歯がゆい登板となった。

それでもサンチェスは収穫を得た様子。登板後「なかなかいいリズムに乗れなかったが、ここまでいい調整ができています。順調だと思います」とポジティブにコメント。先発ローテを担うべく、頼りの助っ人は開幕までに万全を期す。

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