JAながさき西海 佐世保市社協に米寄贈 コロナ禍、困窮世帯など支援

米の受け渡しをする関係者=佐世保市世知原町

 ながさき西海農業協同組合(JAながさき西海)は5日、新型コロナウイルスの影響で生活に困窮している世帯や子ども食堂を支援しようと、佐世保市社会福祉協議会に米1180キロを贈呈した。
 JAながさき西海させぼ地区女性部長の松本みち子さん(67)は3年ほど前から市内の子ども食堂に野菜や米を提供している。コロナ禍による困窮世帯の増加や留学生などの生活難の問題について同部が「何か協力できないか」とJAながさき西海に相談。市内の農家26人から米を安価で購入し贈呈することにした。
 同市世知原町で5日、贈呈式があった。松本さんは「皆さんの厚意で集まった。お米が届いた初日は、おなかいっぱい食べてほしい」と話した。同協議会は贈られた米を市内の子ども食堂や児童養護施設、大学などに配った。

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