20年度の宿泊業倒産、2月までに114件=「東日本大震災」以来の水準

 2020年度(4-3月)の宿泊業の倒産は2月までに累計114件に達し、すでに前年度(74件)の1.5倍の水準となっている。東日本大震災後のレジャー自粛の影響から倒産が急増した2011年度(141件)以来、9年ぶりの高水準が見込まれる。
 2021年2月の宿泊業の倒産は8件(前年同月比60.0%増)で、2カ月ぶりに前年同月を上回った。半分の4件が「新型コロナウイルス」関連倒産だった。負債総額は8億2,900万円(同61.0%減)で、2カ月ぶりに前年同月を下回った。負債5億円以上(前年同月2件)が発生せず、小規模倒産が中心だった。

(東京商工リサーチ発行「TSR情報全国版」2021年3月11日号掲載予定「SPOT情報」を再編集)

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