PFN、深層学習を活用したデジタル素材生成システムをクリエイティブ産業向けに開発

株式会社Preferred Networks(以下、PFN)は、好みのキャラクターや3Dモデルが簡単に生成できるデジタル素材生成システムをクリエイティブ産業向けに開発した。同デジタル素材自動生成システムは、キャラクター自動生成・3Dモデル生成の2つの機能で構成される。

1. キャラクター自動生成
2. 3Dモデル生成

同システムを利用した映像作品の第一弾として、PFNはバーチャルシンガーHACHI氏の楽曲「20」をフィーチャーした短編動画を公開した。動画中の主人公はキャラクター自動生成システムが生成したキャラクターを元にデザインされ、スマートフォンや背景の文房具などのアイテムは3Dモデル生成機能を用いて実物から生成されたものが元になっている。また、動画に登場するギターのコンピューターグラフィックス制作過程では細部の質を上げるため外部クリエイターと共同作業しており、より精細なデジタル素材を作成することができた。

短編動画で使われたギターと家具の3DCG今後、同システムでアニメーション、映画、ゲーム、広告等の制作を支援するとしている。なお、同デジタル素材自動生成システムは、経済産業省の令和元年度補正予算「コンテンツグローバル需要創出促進・基盤整備事業費補助金(J-LOD)」第4弾の採択事業として開発された。https://www.youtube.com/watch?v=yFsBAr_D6K4

© 株式会社アールジーン