中日は10日の西武戦(ナゴヤ球場)で、開幕投手を務める福谷浩司投手(30)が先発したが3回12安打10失点とまさかの大炎上。打線も散発5安打で2得点の貧打ぶりで、投打の歯車が全くかみ合わず2―14と大惨敗を喫した。
与田剛監督(55)の一問一答は以下の通り。
――先発した福谷の投球は
「ストライク、ボールのコントロールがいま一つ、うまくいかなったところがあったけど、一つ一つのボールは強いものが出てきたと思う」
――福谷の開幕の指名は変わらない
「もちろんですよ、こんなことで変わるわけないですよ」
――開幕投手を指名した理由を改めて
「準備がしっかりキャンプからできていたということでの判断です」
――開幕までの登板機会は残り1試合か
「そうですね」
――今日の予定はイニングか、球数か
「球数ですかね。今日はもう86球かな。思ったよりもいってしまったので。体は全く問題なかったし、本人はもう少し行きたそうだったけど、一つの目安だったのであそこで交代しました」
――あと1試合で調整して万全となる兆しは
「もう開幕投手は決まっているので、準備が万全だからどうこう、万全じゃなかったらやめるというわけにはいかないので。そんな簡単なもんじゃないですから。もう福谷が開幕へ行くというのは変わらない」
――福谷と試合中や試合後に会話は
「まだしてないですね。まずいろいろ本人のゲームを振り返って、本人の意見を聞いてみて、僕の意見もすり合わせてみようかなとは思っている」
――福の調子がなかなか上がってこない
「いつも言うように、常にずっと良いわけじゃないんで。去年だってそうですけど、不調な時期もあった中でタイトルも取っているわけだから。今の状態が悪いよりいい方がいいけど、だからと言って悪いから、結果が出ていないからといって、どうこうということではないので。反省は次に生かす。それしかない」
――祖父江は無失点が続いている
「逆に無失点だから良し、点を取られたから悪しというだけの判断ではないので。祖父江も走者を出して、あそこでゲッツーが取れたけど、おそらく3ボール1ストライクからボール球だった。あそこで見られれば四球になった可能性もある。いろいろ抑えても反省しなければいけない投球だったと思う」
――9回に祖父江を登板させた意図は
「全然意図はないです」
――打線が5安打2得点と沈黙した
「結果の通りだと思います。チャンスであと1本、もう少し点が点が取れるようなチャンスが最終回を含めてあったけど、今年の課題であるところがうまく出せなかった」
――若い選手が思うような活躍をしていない
「そうですね。そういうときもあると思います」
――阿部が守備で途中交代した
「手に当たって大事を取っての交代なので、特に大きな問題はたぶんないと思う。(病院へ)行っていない。本人も全然ケロッとしてましたけど、一応、大事を取って。結構、まともに当たっていたので」
――12日からの関東遠征からメンバーの入れ替えは
「特に今は考えていません」