藤ヶ谷太輔が人間関係から逃げるフリーター役 舞台「そして僕は途方に暮れる」映画化 三浦大輔と再タッグ

2018年にシアターコクーンで上演された舞台「そして僕は途方に暮れる」の映画化が決定し、舞台と同じく、藤ヶ谷太輔が人間関係から逃げるフリーター役で主演することが明らかになった。舞台で作・演出を手掛けた三浦大輔が監督を務め、再タッグが実現する。

「そして僕は途方に暮れる」は、自堕落な生活を送っているフリーターの菅原裕一(藤ヶ谷太輔)を主人公とした作品、長年同棲している恋人の鈴木里美を裏切ってしまった裕一は、話し合うこともせず家を飛び出してしまう。それから、親友・今井伸二、バイト先の先輩・田村修、学生時代の後輩・加藤、姉・香、母・智子のもとを渡り歩くものの、ばつが悪くなると逃げ出してしまう。しかし、偶然にも家族から逃げていった父・浩二に出会い、裕一の中で何かが少しずつ変わっていくという物語が展開される。

Kis-My-Ft2のメンバーとして活躍しながら、トーク番組「A-Studio+」で笑福亭鶴瓶とともにMCをつとめるなど活躍の場を広げている主演の藤ヶ谷太輔は、「舞台で演じさせていただいた3年前と現在では全く状況が変わってしまいました。だからこそ、人と人との繋がりとは何なのか、改めて考えさせられるのではないでしょうか」と、コロナ禍によって変化した世の中に触れながら、本作の意義をコメントしている。

「愛の渦」「裏切りの街」「娼年」などを世に送り出してきた三浦大輔は、藤ヶ谷くんと一緒に、また新たな『そして僕は途方に暮れる』をつくれることに、喜びしかありません」と、藤ヶ谷との再タッグに喜びのコメントを寄せている。

【コメント】

■藤ヶ谷太輔(菅原裕一役)
僕自身、一度演じた作品をまたやらせていただくという機会が初めての経験なので、オファーを頂いて素直にすごく嬉しかったです。とても信頼している三浦さんと、また作品つくりが出来ることをとても嬉しく思います。楽しみでワクワクしている反面、あのシーンはどうなるんだろう、このセリフの間合いはどうなんだろうという気になる部分も多く、早く準備をして撮影に挑みたいなという気持ちです。舞台とは異なり順撮りではないので、壁にぶち当たるのではないかと感じていますが、監督はじめチームを信じて、「菅原裕一」という人物に集中して挑みたいと思っています。舞台で演じさせていただいた3年前と現在では全く状況が変わってしまいました。だからこそ、人と人との繋がりとは何なのか、改めて考えさせられるのではないでしょうか。何事からも逃げてばかりの裕一のことを、クズだな、よく言い訳をする男だな、と感じると思うのですが、誰にでも時には「逃げたい」という願望はあると思います。なので、自分もこんなこと思ったことあるなと共感したり、応援したい気持ちになったり、その先がどうなるのかと知りたい欲にも駆られたり・・・様々な感情が沸く作品だと思います。是非、公開を楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。

■三浦大輔(脚本・監督)
舞台の公演が終わってからずっと、いつか、この作品を映像化したいという想いは持ち続けていました。こうして念願叶い、とても嬉しく思っています。そして、舞台と同じく、主人公の菅原裕一は、藤ヶ谷太輔くんが演じてくれます。藤ヶ谷くんと一緒に、また新たな「そして僕は途方に暮れる」をつくれることに、喜びしかありません。自分のオリジナルである本作が、舞台を経て、映画化されることによって、さらに多くの人に届けられることに、感謝の気持ちでいっぱいです。皆様、期待してお待ちください。

【作品情報】
そして僕は途方に暮れる
2022年全国ロードショー
配給:ファントム・フィルム

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