FPが分析!モバイルSuicaを使うなら、どのクレジットが一番おトク?

携帯電話が1台あれば様々なことが出来る現代。
毎日の通勤時にも、携帯電話を自動改札機にタッチして通過をする光景が当たり前になりました。定期券もモバイル化へ、時代は変わろうとしています。

今回は交通系ICカードの中でも利用率が一番高い「モバイルSuica」を、より上手に使うためのアイデアを紹介いたします。


JREポイント、ちゃんと貯めていますか?

クレジットカード等のポイント還元で一番大切なのは、「無理せず、知らないうちに貯まっていく仕組み作り」です。
その点、毎日の通勤で利用するモバイルSuicaは、ポイントを貯める機会としては理想的です。

ところが、モバイルSuicaを利用している人でも、意外と忘れがちなのが「JREポイント」への登録です。これは、ただ単にモバイルSuicaを利用しているだけではポイントは受けられず、専用サイトへの登録が必要になります。

JREポイントとは、JR区間でSuicaを利用して電車に乗る、またはJR区間の定期券を購入することで、ポイントを得られる仕組みです。

運賃精算の場合、さらにポイント加算

さらに2021年3月1日から、Suicaの入金残高で繰り返し乗ると貯まる(リピートポイントサービス)がスタートします。
このサービスは、1か月のうちに同じ運賃の区間を10回利用した場合、1回分のポイントが付与、

さらに11回目以降は 10%がポイント付与されるサービスです。
上記の金額区間を例にした場合、

普段、JR区間で電車を利用することが多い方にとっては、非常にインパクトのあるサービスと言えます。

モバイルSuicaで定期券を購入した場合は?

参考:JREポイントサイト

例えば6か月定期を利用している方なら、一度の購入金額が大きなものになります。そのため1年分ともなれば、ポイント還元の金額も大きくなるでしょう。
貯まったポイントはモバイルSuicaへチャージすることが出来るため、利便性が非常に高いポイントです。

モバイルSuicaにオートチャージができるクレジットカード

カードの種類、還元率、マイナポイントへの対応、マイルへのポイント変換、スマホ決済との連携をベースに表にしました。

モバイルSuicaの利用において、魅力的な機能のひとつは「オートチャージ」です。
自動改札機を通過する際、残高不足で止められるストレスから解放されたい場合は、上記のカードはおすすめです。

またモバイルSuicaへチャージをする場合の還元率が高めに設定されているため、クレジットの中心が交通費の場合だったり、駅ビルでの買い物が多かったりする人などには効果的と言えます。

Suicaへのチャージ 1.5% 還元

駅ビルでの買い物利用 3.5% 還元など

Suicaへのチャージ還元率が高い。その他のカード

「オートチャージ機能」が必須では無い場合、もっと広い視点でクレジットカードを選ぶことが出来るでしょう。もちろんモバイルSuicaへのチャージは可能なので、利便性を欠くことはありません。

まず、モバイルSuicaへチャージした場合のポイント還元率の高い、「Suica付きクレジットカード」の代表的なものは以下の通りです。

ビックカメラSuicaカードは、Suicaへのチャージが1.5%。さらにビックカメラ店舗で、チャージしたSuicaで買い物をすると、現金払いと同率の10%還元となります。合計で11.5%のポイント還元が受けられるのが魅力です。
「交通利用の多い家電好きな方」には必須の一枚になるでしょう。

ルミネカードも同様に、Suicaへのチャージは1.5%。その他、店舗利用時に提示することで5%オフになったり、年に数回のバーゲン時には10%オフのサービスを受けられたりします。「会社帰りにルミネを利用することが多い方」には、お得なカードになるでしょう。

Suicaのチャージも可能。普段使いに最適なクレジットカード

Suicaの利用はもちろん、日常的に利用するのに便利なカードは他にもあります。
ネット通販の利用が多い、スーパーが近い、車の利用が多い等々。ご自身の生活スタイルに合わせた一枚に、モバイルSuicaも加えるイメージです。

ポイントを上手に貯めて

今回は「モバイルSuica」に焦点を当てて、ポイント還元と利便性について解説を致しました。
ポイントを上手に貯めていくコツは、「意識せずに勝手に貯まっていく仕組み」をどのように作るか。そして、貯まったポイントを有効活用できるかです。

「モバイルSuica」は、ポイントを貯めるにも使うにも、非常に有益なツールなので、「JREポイント」も上手に取り入れながら、日常生活に役立ててください。

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