令和三姉妹が“超ロング”シングル「みんなの旅☆みんなの歌」に込めた思い

新曲を2月にリリースした「令和三姉妹」

突き刺し系シンガー・間々田優、ピアノシンガー・中村ピアノ、ビジュアル系演歌歌手の美良政次が「令和三姉妹」を結成し、シングル「みんなの旅☆みんなの歌」を発売した。歌詞やワードをファンから募集したところ、想定外の応募により普通の長さに収まらず、9分弱という“大作”になった。

3人は同じレーベルメイト。昨年、全国30か所でライブツアーを行っている最中にコロナ禍で中止や延期など余儀なくされたという。無観客や配信など「今までにない経験だった」(中村)と、ライブを工夫していくうちに「みんなの希望になることができないか」(間々田)の思いからユニットを結成し新曲を2月にリリースした。ちなみに、美良は男性だが姉妹扱いされたことについて「2対1なので…末っ子ですから」と遠慮がちだ。

9分弱の曲となったことについて美良は「コロナ禍で言いたいことがたくさんあったようで、予想していたより多くの歌詞やワードをいただいた」と語る。間々田も「これはもう3、4分の曲では収まりきらないな、と。メドレーにして6つのセクションの組曲になりました」。ロックあり歌謡曲あり演歌もある構成だが、「ひとつのテーマに沿っていろいろな曲がまとまっていく感じ。日本版『ウィ・アー・ザ・ワールド』です」と、1985年にアフリカ救済キャンペーン「USAフォー・アフリカ」の一環として有名アーティストが集結して完成させた曲を引き合いに出し、胸を張った。

なお、令和三姉妹は4月10日に東京・渋谷のタワーレコードでインストアイベントを開催。8月22日には都内でツアーのグランドフィナーレ公演を実施予定だ。

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