小林祐希 カタールでの“暴言被害”を勘違いと謝罪 「I tell you」を聞き間違え!?

小林祐希

カタール1部アルホールの元日本代表MF小林祐希(28)が同国審判から暴言被害を受けたと告発した騒動が、思わぬ形で“決着”した。

小林は9日に自身の公式ツイッター上で、8日のアルガラファ戦でゴールラインを割ったボールを巡ってアブドゥルラフマン・アルジャシム審判から「I’m gonna kill you(お前を殺すぞ)」と暴言を吐かれたことを告発。両国のファンやサポーターを巻き込んで大きな波紋を呼んだが、その後新たな動きがあったようだ。

11日に小林はツイッターで英語で「今日カタールサッカー協会(QFA)に行って関係者と話し合いの場を持った」と明かし、今回の騒動について協議したことを報告。その場で当時の会話の録音を確認したところ「彼の言葉について誤解があった。私は“I kill you”と聞こえたが、音声は“I tell you(君に言う)”だった」と聞き間違いだったと説明した。

そのうえで「彼(アブドゥルラフマン・アルジャシム)にツイートや状況について謝罪した。僕はカタールが大好きで、ここに住んでプレーするのが好きなんだ。ここでは何も問題はないし、すべての人が僕を尊敬してくれる」と主審に謝罪したうえで、騒動の収束と今後もカタールでプレーを続ける意向を明らかにした。

まさかの展開となったが、小林が主張した相手選手と審判が一緒になって笑っていた点や、審判が誤審を認めてうえで「新しいルールだ」と開き直った点などには言及しておらず、判然としない部分も多い。ファンからも小林の投稿に対して指摘や戸惑いの声が寄せられており、すっきりしない形での早期決着となった。

© 株式会社東京スポーツ新聞社