【台湾】鴻海の越事業の売上高、5年以内に6倍へ[IT]

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EMS(電子機器の受託製造サービス)世界最大手の鴻海精密工業は、グループ全体のベトナム事業の年間売上高が向こう3~5年で400億米ドル(約4兆3,400億円)に到達する見通しだ。2020年の売上高の7倍近くとなる。

ベトナムメディアによると、鴻海グループの同国事業の20年売上高は前年比約2倍の60億米ドル。21年は100億米ドルを超える見通し。

鴻海グループは近年、米中貿易摩擦などを受けて、中国以外での生産体制を強化。中でも、ベトナムには重点的に投資をしている。今年の同国への投資額は7億米ドルに上るとみられている。

■アップル、印でiPhone12生産へ

中央通信社などによると、アップルはインドメディアに対して同国で最新のスマートフォン機種「iPhone(アイフォーン)12」シリーズの製品を生産することを認めた。iPhone12のインド生産は、今月に入りインドメディアが消息筋の話として伝えていた。

鴻海がインド南部タミルナド州に持つ工場で受託生産する見通し。同工場で生産したiPhone12はインド国内のほか、海外にも供給するとみられている。

アップルは従来、最新機種を主に鴻海の中国グループ工場で生産している。

■山西省と深セン拠点を増員

鴻海の中国子会社、富士康科技集団(フォックスコン)は中国山西省太原市と広東省深セン市の拠点でそれぞれ、人員募集を開始した。iPhoneの生産人員を増やす目的とみられる。

2拠点ともスマホ製品の組み立て、検査などの人員を募集する。

アナリストによると、富士康の太原と深セン拠点はともにiPhoneの生産を手掛けている。中でも太原の拠点は、昨年7月にスマホ生産ラインを8本増設したとの観測が浮上。日産能力を6万台に引き上げたという。

■英済がMIHに加盟

精密部品を手掛ける台湾の英済(メガフォース)は10日、鴻海の電気自動車(EV)のハード・ソフトウエアのオープンプラットフォーム「MIH」に加盟したと明らかにした。EV向け精密部品やヘッドアップディスプレー(HUD)などを供給する可能性がある。

電池技術などを開発する南アフリカのベンチャー企業「Mazibuko Motor Company」もMIHに加盟したと明らかにした。

MIHの加盟社数は3月初めの時点で900社近く。