田母神俊雄氏「放射線も塩と同じだ。毒ではない」

田母神俊雄氏

元航空幕僚長の田母神俊雄氏(72)が12日、ツイッターを更新。放射線に関して持論を述べた。

田母神氏は「人間は塩分を取らずには健康を維持できないが1度に1kgの塩を取ったら死んでしまう。放射線も塩と同じだ。毒ではない」と主張。「限りなくゼロがよいのではなくある強度の放射線までは健康を害することはない。毎時200ミリシーベルト程度の放射線までは大丈夫だと中村仁信博士が言っている」とつづった。

前日の11日で、東日本大震災から10年を迎えた。地震による津波は多くの尊い人命を奪っただけでなく、福島第一原発の炉心溶融、建屋爆発事故を引き起こし、放射性物質が拡散。今もなお故郷に帰ることができない人々が多くおり、増え続ける汚染水は頭の痛い問題だ。トモダチ作戦に参加した米兵の中には、被ばくによる健康被害を訴える人もいる。

一方でごく微量の放射線は自然界に存在(自然放射線)し、ラジウム温泉など健康利用も行われている。デリケートな問題だけに、フォロワーからは賛否両論が寄せられた。

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