カミナリ・石田たくみ 東日本大震災発生直後に面接に行き「正気か?」と担当者に言われる

11日放送の『大竹まこと ゴールデンラジオ!』(文化放送)で、お笑いコンビ・カミナリの石田たくみが、東日本大震災が起きた直後にアルバイトの面接に行った話を語った。

番組では、当日が東日本大震災が発生し、10年目ということで大竹まことが「(竹内)まなぶたちはどうしてたの?」とカミナリのふたりに10年前の3月11日にどうしていたかを聞いた。

石田は「大学卒業して、グレープカンパニーに入るために履歴書を送った段階です」とコメント。竹内は「オーディション受けに行こうと言った日に地震でした」と明かした。

さらに石田は当日、渋谷のマンガ喫茶でアルバイト面接を受ける予定だったそうで「その道中地震が起きてって感じで。渋谷の美容室から人がみんな逃げてきたんですけど、みんなカラフルでした」と回想する。

地震が収まった後、石田は「バイトの面接行かなきゃ」と思ったそうで、「エレベーター止まっているので、7階まで階段で上がって、裏口から開けたら本棚が全部倒れてて、めちゃめちゃすごかったです」と面接予定だったマンガ喫茶の様子について説明した。

店内でのやりとりを石田は「で、店長さんが『避難してください』って言ったので『いや、面接に来た石田です』って言ったら『正気か?』って言われましたね」と話し笑いを誘った。その日は結局「働きたいという意思は伝わったけど、日を改めよう」とマンガ喫茶の店長に言われその場を後にしたとのこと。ちなみに、そのマンガ喫茶にはその後面接に行かず、別の職場でアルバイトをしたそうだ。

また、石田は「その(震災の)1か月後にグレープカンパニーのオーディションのライブがあって、そこで合格して芸人になると。だから芸人としても今年で10年なんですよ」と震災の年に芸人人生も始まったと話したのだった。

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