ソフトバンク・柳田が初実戦で手応え「タマスタ仕様です、フフフ」ギータ節が順調の証

ソフトバンク・柳田

真剣な眼差しに、柔和な笑み、そしてギータ節サク裂――。鷹の主砲が元気な姿でゲームに戻ってきた。アキレス腱痛の影響で出遅れていたソフトバンク・柳田悠岐外野手(32)が12日、今季初実戦となる春季教育リーグの中日戦(タマスタ筑後)に「2番DH」で先発出場。打撃内容は初回の第1打席は左飛、3回の第2打席は二ゴロだった。

予定の2打席とも中日の球界最年長投手・山井大介投手(42)と対戦。トータル10球に対する反応に手応えを感じた様子だった。「見え方と自分の中にあるイメージ、他にもいろいろとテーマはありましたが、悪くないです」。表情と声のトーンから、充実の打撃内容だったことをうかがわせた。

さらに「見え方は、また(ペイペイ)ドームに行ったら変わると思うんで、まあ、〝タマスタ仕様〟だったのかなと思います。フフフフフ」と明るいギータ節も飛び出し、順調な調整ぶりを印象づけた。「打った後しっかり走れていましたし、怖さもなかったです」。一塁へ駆けるダイナミックな走りに、力をセーブするそぶりもなかった。

天候次第だが、13日の同戦では中堅守備につく予定。首脳陣の構想通り、16日のDeNAとのオープン戦(ペイペイ)で一軍に合流する。「開幕戦に照準を合わせています!」。そう最後に力強く言い切った柳田。頼もしい主砲がシナリオ通り、鷹の中心に帰ってくる。

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