ついに「令和の怪物」がベールを脱いだーー。
ロッテの最速163キロ右腕・佐々木朗希投手(19)が12日、中日とのオープン戦(ZOZOマリン)でプロ入り後、初の実戦登板。1イニングを投げて竜打線を三者凡退に仕留めた。
2年目にして初めての対外試合、佐々木朗は2点リードの6回から2番手でマウンドに登場した。先頭の京田を149キロ直球でわずか1球で一ゴロ、続く阿部は3ボール1ストライクから150キロ直球で遊ゴロに仕留めた。
さらにビシエドには1ボール2ストライクからの5球目がボール球となったが、これが最速の153キロをマーク。続いて6球目の152キロ直球が外角低めいっぱいにズバッと決まり、竜の不動の4番を見逃し三振に斬った。
実戦登板は実に553日ぶり。2019年9月6日に韓国で行われ、高校日本代表の一員として参加したU18ワールドカップ・スーパーラウンドの韓国戦で、先発登板(1回無失点)して以来となった。
1イニングを無安打無失点、1奪三振で圧巻の〝三者凡退デビュー〟を飾ると、本拠地のファンから大きな拍手が沸き起こり、背番号17の顔からは笑みがこぼれた。