【東京五輪】橋本会長がアスリートにエール「大変な思いで毎日努力を積み重ねてきた」

橋本聖子会長

東京五輪・パラリンピック組織委員会は12日、国内競技団体(NF)との協議会をオンラインで開催。冒頭あいさつで橋本聖子会長(56)がアスリートたちにエールを送った。

昨夏に行われていたはずだった東京五輪・パラリンピックは、新型コロナウイルス禍の影響で史上初の1年延期に。

橋本会長は「誰もが経験したことのない五輪・パラリンピックに向けて大変な思いで毎日努力を積み重ねてきたアスリートのみなさんは、時には目標を失ってどうしたらいいのか分からないというようなプレッシャーに押しつぶさそうになっている人もいると思う。この1年間の延期の中で新たな自分を見つけることができた、チャンスを捉えることができたアスリートもいると思う」と神妙に語った。

続けて「私はアスリート出身として、延期となったこの(1年の)期間が、必ずアスリートのみなさんが振り返ったときに『素晴らしい誇りの持てる1年間だった』と言ってもらえるように、しっかりとお互いの気持ちを見つめ合いながら、素晴らしいレガシー作りに努めていきたい」と意欲を示した。

その上で「すべてのステークフォルダーのみなさんと手を組んで、そしてその輪の中にアスリートのみなさんが入って、自信と誇りをもって東京大会に臨んでいけるように準備を進めていく。みなさんの健康は組織委員会が、しっかりと守り抜いていく。自信をもってこの東京大会に向かっていけるように、お互いに努力をしていきたいと思っている」と力強く決意した。

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