中日・与田監督 実戦デビューのロッテ・佐々木朗に「球界を背負っていくような投手になる」

中日・与田監督が佐々木朗について言及した

中日は12日のロッテ戦(ZOZOマリン)で終盤に追い上げを見せたものの2ー3で敗れ、オープン戦3連敗となった。実戦デビューした、最速163キロ右腕・佐々木朗希投手(19)との対戦も、1イニングを三者凡退と抑え込まれた。また、根尾はオープン戦7試合目にしてスタメンから外れ、途中出場した。

与田剛監督(55)の一問一答は以下の通り。

――佐々木朗の投球を見て

「いい投手ですよ。手足が長いし、しなりがある」

――真っすぐを見てみたいと話していたが

「ちょっと力んで少し引っかかったボールもあったみたいだけど、これから球界を背負っていくような投手になるでしょうし、対戦したらウチは打たなきゃいけないのでね。苦労しそうですけど、素晴らしい投手だなと思って見てました」

――根尾がオープン戦で初めてスタメン落ちしたが、今後の起用法は

「これまでと変わらずですね。どんどん競争して思い切ってやって(ほしい)ね。最後(1点を追う二死一、二塁)の打席で三振したけど、ああいうところで打てるか打てないか。打てるようにどんどんなってほしいなと思う」

――7回に左飛からレーザービームの好返球でタップアップを本塁ゲッツーにした守備は

「素晴らしいプレーです。あれでガッと(ベンチが)盛り上がりましたからね」

――高橋周が左翼へ一発が出た

「昨年もそうですけど、ああいう逆方向へ力強い打球というのは増えてきたし、今年もホームラン数を増やしてほしい。今、オープン戦7試合で(チームは)3本…。まだまだ量産してほしいな思うけど、ちょっとずつよくなってくるのでは」

――打線はなかなか走者を出しながらも得点できない

「そうですね。無死の走者をなかなかね。戦術もそんなに細かいのは今日は出していないけど、実際そこで走者を進めて打って(ほしい)ね。一番気になるのは甘いボールの見逃し。打撃のチャンスカウントのときに、初球やボールカウントが先行しているときに振れないというのが、まだまだ気になる。何とかこれを克服しないといけない」

――高松と滝野が盗塁を決めた

「高松のところも難しかったと思うけど、でも実際には初球で走れるタイミングだったからも分からないし、そういったところどんどんできるようにはなってきたけど、まだまだ高いレベルを目指してほしい。滝野は攻守にわたってよく頑張っている。一塁もそうだし、内外野でキャンプに取り組んできたことがいい形になってきているのでは」

――外野のレギュラー争いで頭一つ抜けるために何が必要か

「これはレベルアップ。結果も大事だけど、とにかく勇気を持って動く。その確率が高いか低いか、まずはそこ」

――先発の小笠原について

「先頭打者をなかなかアウトに取れなかったことと、一つ課題のカーブでストライクを取るというところかな。まあまあ良いところに行って惜しいボールもあったけど、ボールと言われてしまえばボールなので。多少甘くてもカーブでストライクゾーンにというのは次の課題ですね」

――初回からカーブを使えると投球の幅が広がる

「そうですね。でも真っすぐの状態がかなりよくなってきているので、一度にたくさんは難しいと思うけど、一つずつクリアはしてきているとは思う。今日は78球で、もう1イニング行かせようと思ったけど、次は100球ぐらいを目安にしてほしい」

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