11歳サウンドトゥルーが骨折で引退 16年チャンピオンズカップV

16年チャンピオンズカップを制したサウンドトゥルー

船橋競馬所属のサウンドトゥルー(騸11・佐藤太)の引退が12日、決まった。

調教中の歩様に異常が生じたためレントゲン撮影を行ったところ種子骨の骨折が判明。オーナーと協議の結果、競馬場を去ることとなった。

まさかのアクシデントに「骨折が分かった時は涙が止まりませんでした。日本一の背中を感じることができましたし、感謝しかありません」と佐藤太調教師は頬を濡らした。

同馬はJRA所属時(美浦・高木)に2016年のチャンピオンズCなどGI(JpnI)を3勝。18年12月に船橋に転じてからもSⅡ金盃を連覇(19、20年)するなど息の長い活躍を続けていた。通算成績は68戦13勝。

今後は功労馬として生まれ故郷の北海道・岡田スタッドでけい養される。

© 株式会社東京スポーツ新聞社