プロ野球解説者・山﨑武司が考える「最高のコーチ」とは?

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東海ラジオ『ドラゴンズステーション』(月~金17:15~19:00)3月11日の放送で、コメンテーターの山﨑武司氏が、最高のコーチについて持論を展開した。それは「実績があって、よく勉強して、よく観察する」コーチとのこと。

山﨑氏は「この3つを兼ね備えたコーチはなかなかいない」として「実績のある人は、大抵あとの2つが…。実績がない人は、あとの2つに賭けるしかないので…」と続けた。

そして「すごい選手(だった人)は感覚で言う。しかし、感覚は自分だけのもの。『俺はこうやって打っていた』というアドバイスはできるが、感覚論で話しても選手には伝わらない」と話し、山﨑氏自身も「言われて『えっ?』と思ってやっていた」ことがあったそうだ。

それは、現役時代に、高木守道氏(往年の名二塁手で、元中日監督)から「バットを縦に振れ」と言われ「どういう意味か分からなかった」ことがあった。そこで高木氏は「バットを貸せ」と言って、実際に「縦に振って」みせた。高木氏は「ほら、できるじゃないか」と言ったそうだが、山﨑氏がやろうとしてもできない。「その差は埋まらない」と思ったそうだ。

山﨑氏は「天才が凡人に、いくら感覚で言ってもわからない」と話したが、山﨑氏は通算400本以上のホームランを打った実績のある選手。決して凡人ではない。その点を番組パーソナリティから指摘されると「その(天才と凡人の)はざまでやってきたから、何となく天才の気持ちもわかる。どちらの気持ちもわかる。なので、自分は名コーチになれるんじゃないかなあと思う」と、半分冗談めかして話を締めた。

ドラゴンズステーション

放送局:東海ラジオ

放送日時:毎週月曜~金曜 17時15分~19時00分

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