日本レスリング協会は3月12日、オンラインで理事会を開催し、空位だった専務理事の代行に常務理事の江藤正基氏（67歳＝JOCエリートアカデミー・コーチ）を選出した。任期は、現理事の任期が終わる今年６月まで。
１月27日の理事会で、それまでの高田裕司専務理事が会計問題に関する責任を取る形で同職を降り、後任は福田富昭会長に一任されていた。同会長は代行として江藤氏を推薦し、承認された。
江藤氏は自衛隊時代の1983年に男子グレコローマン57kg級で優勝し、翌1984年ロサンゼルス・オリンピックで銀メダルを獲得している。
女性理事を登用しやすくするため、定款で20～25人と定められている理事数を25～28人にする変更を承認。6月の理事改選に向け、弁護士や協会評議員らによる役員候補者選考委員会を設置し、新理事候補を選考する。
