CIMA率いる#STRONGHEARTS 新団体「GLEAT(グレイト)」所属に

右からCIMA、エル・リンダマン、T-Hawk

CIMA(43)率いる#STRONGHEARTSが「リデットエンターテイメント」新団体「GLEAT(グレイト)」に所属することが13日、正式発表された。

2018年に結成された同ユニットは、これまで多くの国内外の団体で活躍。ところが、新型コロナウイルス感染拡大の影響から海外での活動が制限され、昨年7月に活動拠点をメキシコに移す予定も変更を余儀なくされた。その後、国内で大会を開催するようになり、12日新宿フェイス大会で「GLEAT」入団を表明していた。

この日は同団体の公式ユーチューブチャンネルで、所属となるCIMA、T―Hawk(30)、エル・リンダマン(26)、鬼塚一聖(25)の4人が経緯を説明した。

転機となったのはユニットとして、より大きな活動を模索していた時期の昨年11月に参加したGLEATの「実験マッチ」の収録。カズ・ハヤシ(47)、伊藤貴則(27)、渡辺壮馬(22)の変化を感じ、リデット社の鈴木裕之社長との面談を経て「これは#STRONGHEARTS、勝負にいけるんちゃうか」(CIMA)と決断に至ったという。

昨年10月にプレ旗揚げ戦を開催し、7月1日に旗揚げ戦(東京ドームシティホール)を予定しているGLEATは、田村潔司(51)がエグゼクティブディレクターを務めており、UWFスタイルが理想とされている。

その一方で#STRONGHEARTSは、同団体の「プロレス部門」を突き詰める役割を担う方針だ。CIMAは「UWFはUWF部門でいまがっちり練習して、それを作り上げている最中。プロレス部門、僕らから見たらまだ何も起こってません。#STRONGHEARTSが中心になってゼロから作り上げていくのが、GLEATのプロレス部門」と説明。

「この2年間でいろいろな国(に行って)、僕は20年間やってきた日本でもスタイルがありますんで。それを全部GLEATのプロレス部門にぶつけて磨き上げていきますんで。イメージとしては疾走感のあるプロレスをやりたいですね。そこを突き詰めていきたい」と目を輝かせた。また、入団後も他団体の試合への出場がなくなるわけではないという。

さらに、この日はGLEATが5月26日にプロレス部門の大会を、6月9日にUWFスタイルの大会を、それぞれ新宿フェイスで開催することも発表された。

CIMAは「この2つが融合するのが7月1日、東京ドームシティホール。あくまでもGLEATが頭にあって、そこからの枝で『GLEATプロレスリング』『リデットUWF』この2つがあります。ビッグマッチでこれが融合する。ゴチャゴチャ混ぜるのではなく、皆さんにしっかり分かりやすいように(見せたい)。ただGLEATですから、いろいろ考えられるような、賛否両論が巻き起こるような旗揚げ戦を目指してますんで」と、今後の展望を語った。

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