販売、そして買取ランキングで上位のアルファード! 両方にランクインするのは一体なぜ!?

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乗り出し価格500万円はくだらないアルファードの人気がスゴい! 直近の販売データを見ても堂々の3位に輝くなど、名実ともに凄まじい好調ぶりだ。その一方でアルファードは、買取市場に目を移してもかなりの人気を集めている。一体アルファードに何が起こっているのか? その真相を大暴露!

トヨタ アルファード ハイブリッド エグゼクティブ ラウンジ[E-Four(4WD)/7人乗り]

500万円クラスのアルファードは超人気! その実情もスゴい

高級ミニバン市場を開拓したのは1997年にデビューした日産 エルグランドだ。2004年に初代アルファードが登場するまではエルグランドの独壇場であったが、今やアルファード/ヴェルファイアの独壇場という状況である

アルファードはご存知の通りトヨタ、いや日本が誇るプレミアムミニバンだ。もっともこの市場を開拓したのは日産 エルグランドであるが、今やアルファードの独壇場と言っても過言ではない。

かつて社長や政治家など各界のVIPから愛されたのはトヨタ センチュリーや日産 プレジデントなどのいわゆるショーファーカーであった。現在は乗り降りのしやすいアルファードなどミニバンを使用する人も少なくない

事実、本来ミニバンを愛用するファミリー層のみならず各界のVIPも愛するほど。かつてはセンチュリーなどのサルーンを愛用する層にまで侵食するほどのクルマである。

直近の販売データを見てみると2021年1月、そして2月と2ヶ月連続で堂々の3位に輝いている。その一方で弊社MOTAが展開しているMOTA車買取においても、2020年12月〜2021年2月の3ヶ月連続で問い合わせ件数が1位に輝いているのだ。

要するに新車購入と人気とともに買取市場でもアルファードは凄まじい支持を得ているというワケだ。

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バカ売れアルファード! その一方で意外な展開も

アルファード前期モデル, 現行アルファード
アルファード前期モデル, 現行アルファード

一般に好きな芸能人ランキング、そして嫌いなランキングの両方にランクインすればホンモノの人気者と称されるだけに、アルファードはクルマ界のスターと言っても過言ではない。でも、一体なぜこのような現象が起きているのか?

残価率8割は当たり前! 乗り換えユーザーが多いのも納得

もっとも高値で下取りされるのはモデリスタのエアロパーツが装着されたモデルである

素直に考えられるのは、アルファードからアルファードへの乗り換え需要だ。

現行モデルは2015年の発売で、今年2021年に7年目を迎えているベテラン選手である。例えば残価設定プランで3年ないしは5年プランで購入した人の乗り換えとも考えられるというワケだ。

もっともアルファードの残価率は他のミニバンを圧倒するほどで、例えば3年プランで購入した場合、7〜8割程度の価格で下取りをしてもらえるケースもある。それほどアルファードのリセールバリューは高いのだ。

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販売好調とは裏腹に返品する人も……

じつは好調な販売実績とは裏腹に、我々には想像もつかない現象が起きている。

それは残価設定プランで購入した場合、ご存知の通り月々の支払額は通常のローンよりも手頃な価格で購入できる。そのため若年層も飛びつきやすいのだがその反面、支払いが困難となり泣く泣く手放すというケースも多いそうだ。

そこで都内近郊のトヨタ系ディーラーで、旧知の営業マンに尋ねたところ「支払いの継続が厳しく、手放す若者オーナーもいるのは事実だ」とこっそり教えてくれた。

被害を最小限に! カスタムショップの工夫とは!?

ここまで人気車種ともなれば、なかには「他の人と違う個体に乗りたい」という層も数多く存在する。かつては新車で購入後に好きなパーツを組み合わせて自分使用のクルマを作るユーザーも多かったが、クルマのローンにパーツ代となれば、それ相応の費用が必要となる。

そこで人気を集めているのが、カスタムショップが手がけるコンプリートカーだ。しかも新車を取り扱っている店舗も多く、新車ディーラーと同じように残価設定プランを組めるケースも多いため、昔より敷居が低くなっているのだ。

だがその一方で先に挙げた事例同様に、支払いが困難に……というユーザーも少なくないという。

ショップ側も心得たもので、若いユーザー自身が万が一の際にも大きな痛手を被らないように、ボディカラーは黒を推奨するという。エアロパーツなどでドレスアップしたカスタムモデルの場合、特に黒の中古車人気が高く、リセールバリューも格段に良いのだ。

しかもフルカスタム前提だから、ベーシックな安いグレードで仕上げ、支払いの面でも無理をさせない。

こうした気遣いの積み重ねでユーザーの負担を軽減させ、やむを得ずローン途中で売った場合でも、リスクを回避出来るという訳だ。

当然のことながらディーラーマンのメインの仕事はクルマの販売であり、売れば売るほど会社に貢献できる。だが先述のカスタムショップの事例のように、ユーザーのことを考えてリセールバリューの高いグレードや人気カラーなどをお客さんに伝えるなど、最善の策を提示して欲しいもの。もちろん最終判断はユーザーに委ねられるが、もし万が一のことを考えてそんな良心的な買い方、進め方を積極的に進めてほしい。

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】