阪神は13日の西武戦(甲子園)に2―6で敗戦。注目のドラフト1位ルーキー・佐藤輝明内野手(22=近大)は3打数無安打1四球に終わった。
ここまで主に、左翼か三塁で起用されてきた佐藤輝だが、この日は「6番・右翼」として出場。守備機会そのものは少なかったが、終始無難な動きを見せた。
シーズン開始まで残り2週間。開幕スタメンの座こそ、ほぼ確実にしている佐藤輝だが、与えられる守備位置がどこになるかは、チーム事情もあり首脳陣もギリギリまで見定める構えだ。
井上ヘッドはこの日の佐藤輝の右翼起用について「大山、サンズ、マルテ、佐藤輝らウチの看板選手を4人とも試合に出すためにはどうすればいいか。ほぼほぼ固まっているが、まだ模索している部分もある」と説明した上で「去年あれだけ活躍した大山を退けて佐藤輝を三塁というわけにはいかない。それはこちらも承知している。(佐藤輝の)センター起用ってのはないと思うけど、左翼ができるなら、右翼もできるようにもしておきたい。(シーズンは)何が起こるか分からないからね」
コロナ禍により来日が遅れているメル・ロハス・ジュニア外野手(30=前韓国KT)の合流時期も含め、不確定要素が多い今シーズン。〝備え〟は多ければ多いほどいい、ということか。