神奈川、荒れ模様の天気に 横浜の住宅2棟、落雷で屋根など損傷

雷を伴って、激しい雨が降った横浜市内=13日午後3時ごろ、JR関内駅前

 前線を伴った低気圧が通過した13日、神奈川県内は荒れ模様の天候となった。横浜市内では、落雷で住宅2棟の屋根などが損傷したほか、床上浸水も起きた。いずれもけが人はなかった。

 落雷があった住宅は、青葉区と港南区の計2棟。神奈川区の住宅1棟に崖崩れの土砂が入り込み、浸水したという。港北区では、擁壁が倒壊した住宅に避難勧告が出された。

 このほか県によると、藤沢市内で住宅1棟が床下浸水した。道路冠水や車の立ち往生、商業施設の浸水などが各地で相次いだ。

 横浜市の雨量計では鶴見区で1時間74.5ミリの非常に激しい雨が観測された。横浜地方気象台によると、降り始めからの雨量は横浜市港北区で112.5ミリ、藤沢市辻堂では106.5ミリに達した。県内には竜巻注意情報が繰り返し発表された。

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