勢いが止まらない! J1名古屋は13日、敵地で行われた神戸との無敗対決を1―0で制して、開幕から無傷の4連勝となった。
決勝点はMF稲垣祥(29)のスーパーミドルだった。0―0の前半19分、ペナルティーエリア手前で相手パスをカットして前を向くと、ゴールまで約25メートルの距離から迷わず右足を振り抜き、ゴール左上に突き刺した。勝利の立役者は「ああいうミドルシュートは得意なので、いいコースにいってくれてよかった」と胸を張った。
マッシモ・フィッカデンティ監督(53)は前半14分に相手GKと1対1になった場面などを踏まえて「決めたゴールも素晴らしいが、その前にも後にもチャンスがあった。3点取ってもおかしくはなかった」と絶賛した。
これで3試合連続1―0の勝利で開幕4試合でわずか1失点。昨季から磨きをかけている堅守も冴えを見せている。稲垣は「去年から引き続き失点数を減らしていくというところをベースに戦っている。それが結果に表れているし、点を取ってからの試合運びで選手同士で共通認識を持ってやれている」と勝利の要因を挙げた。