開幕直前にして正二塁手争いがさらに激化だ! 巨人の北村拓己内野手(25)が13日、オリックスとのオープン戦(京セラ)に「9番・二塁」で先発出場し、マルチ安打をマークした。
二塁の定位置は渡さない。この日フル出場した北村は、7回に山岡から右前打、9回にも漆原から中前打を放ち、チーム唯一となるマルチ安打を記録。吉川や若林らと繰り広げる二塁のレギュラー争いの中で、また一つアピールに成功した。
1日1日が勝負の男にとって、この日はまさに値千金の活躍だ。試合後、北村は「存在感を出してやっていきたいと思っていた。2本打てたことは良かったです」と力強くコメント。前日の試合では、ライバルの1人、若林が決勝打を放ったが「自分も負けたくないし、そういう争いに勝っていきたい。じゃないと、この先の道がない。しがみついて、しぶとくやっていきたい」と、対抗心をあらわにした。
原監督も「北村いいですね。内容も良いですね」と納得の表情を見せ、レギュラー争いが混沌を極めていることを示唆。開幕まで残り2週間を切り、〝ヤングG〟らの最後の戦いがヒートアップしていく。