原巨人がビエイラ&中川の新方程式を試運転! デラロサ離脱で新たな可能性

オリックス戦に登板した巨人・ビエイラ(左)と中川

巨人が新たな可能性を模索中だ。13日のオリックスとのオープン戦(京セラ)で、終盤の2イニングをチアゴ・ビエイラ投手(28)と新守護神・中川皓太投手(27)の継投でしのいだ。

2点ビハインドの展開だったため、7回に投入されたビエイラは1四球こそ与えたものの無安打無失点で抑え、8回を託された中川も2安打を浴びながら得点は許さなかった。これで中川はオープン戦で3試合連続無失点だ。

本来の勝利の方程式であれば、昨季クローザーを務めたデラロサが組み込まれる予定だったが、今月4日に左足小指の骨折が判明。そのデラロサが開幕時に不在となる事態も想定しておく必要がある。

宮本投手チーフコーチは「リードしているところであれば、8回、9回を2人でいきたいなと思っている。そういった意味では、いよいよ実戦向きのリレーという感じになってきたと思います。ビエイラにしても、制球力の課題がまとまってきましたので」と語った。

新リレー結成の可能性について、原監督も「それはあり得ると思いますね」とした。一軍首脳陣のもとにはデラロサが〝超回復〟しているとの情報も届けられているというが、危機管理としてより多くのバリエーションが組めるに越したことはない。入念な準備を整え、シーズン開幕を待つ。

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