【新日本】とにかく元気すぎる鷹木が後藤撃破でNJC8強「飯伏、首を洗って待っておけ」

ラスト・オブ・ザ・ドラゴンで勝利した鷹木信悟(右)

新日本プロレス13日名古屋大会の「NEW JAPAN CUP」2回戦で、鷹木信悟(38)が後藤洋央紀(41)との激闘を制して準々決勝(16日、後楽園)に進出した。

1回戦で優勝候補筆頭のオカダ・カズチカ(33)を破った鷹木が、勢いをさらに加速させた。開始早々からスライディング式ラリアートを決めラスト・オブ・ザ・ドラゴン(変型ドライバー)の体勢に入れば、後藤もいきなり後藤弐式(変型ラ・マヒストラル)を抜いてくるなど緊張感漂う立ち上がり。無数のエルボー、ラリアートが飛び交う意地と意地の張り合いとなった。

鷹木はGTW、裏GTRを浴びて窮地に陥るも、GTRはサムソンクラッチで切り返し決定打を許さない。ショートレンジのパンピングボンバーで形勢逆転に成功すると、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンとGTRの切り返し合戦から後藤を持ち上げて両足をトップロープに乗せる。さらに後藤の身体を裏返して放つ改良型の鷹木式GTRからパンピングボンバーを発射。最後はついにラスト・オブ・ザ・ドラゴンをさく裂させて熱闘に終止符を打った。

前回の愛知県体育館大会(1月30日)では棚橋弘至(44)に敗れNEVER無差別級王座から陥落していた。試合後のリング上でマイクを握ると「今日の勝利は、ある意味1月のNEVER戦のリベンジでもあるな。あの時は豪快に負けたが、今日は豪快に勝ったぞ。それにしても後藤の野郎、強烈だな相変わらず。普段はちんぷんかんぷんなこと言ってるけど間違いなく強敵だよ。(話が長すぎるため中略)。今日勝ったということは、また一歩、飯伏幸太に近づいたな。おい飯伏、見てるだろ。首を洗って待っておけ」と豪語。NJC優勝者に与えられるIWGP世界ヘビー級王者・飯伏幸太(38)への挑戦権獲得を改めて誓った。

準々決勝ではKENTA(40)との激突が決定。バックステージでもジャイアニズムを爆発させ独演会を敢行した鷹木は「G1以上にしんどいな。1回戦、2回戦、ダメージ半端ねえぞ。でもこれで、しあさってか。次はKENTAか、面白え(話が長すぎるため中略)。まあとりあえず次の対戦相手については、何も思い浮かばないや。疲れてるからホテル帰って、メシ食って、とっとと! …go2sleepさせてもらうよ」とニヤリ。もはや異常レベルな元気ハツラツぶりで試合もコメントもパワフルすぎる「ザ・ドラゴン」が、勢いそのままにNJCを飲み込んでしまいそうな気配だ。

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