丸刈りでさらに進化! ジュリア選手の今後に期待

イメチェンしたジュリア選手もかっこいいですね

【プロレスキャスター・元井美貴の本日、プロレス日和】「髪もベルトもなくなった今だからこそ、攻めの姿勢を見せたい」。3日のスターダム日本武道館大会で髪切りマッチに敗れるも、その潔い振る舞いで私たちをさらに魅了したジュリア選手。お話をうかがえばうかがうほど「ジュリア選手のことが好きで好きでたまらない諸君」になること間違いなしです!

髪にバリカンが入れられた瞬間は大きな音に怖さも感じたそうですが、リング上では一切そんなそぶりも見せませんでした。髪切りマッチをしてよかったことについて「自分にはこんなにすごいライバルがいると思えたこと。そのライバルと限界を超えて殴り合えて、試合後初めて笑顔で話せたことだね」と振り返ってくださいました。

7日の後楽園ホール大会には、これまでのイメージを一新するミリタリー姿で登場。なんと試合前日に今までのコスチュームが全然似合わないと気づき、急いで上野に買い物に行かれたそうです。「もともとサバゲーとか好きだったんでミリタリーでいっか!的な感じで。思ったより好評だったよ。あと動きやすいし着替えやすいので、もう一生、このままでもいいかなって(笑い)」

世界に何を届けたいですか?とうかがうと「世界では女子プロレスっていうくくりが珍しいと聞いた。日本特有の女子プロレスを世界に発信するのと同時に、どうしてもイメージとして男子の下に女子プロレスがあると思うので、その既成概念をぶち壊したい。体力で勝てなくても、話題性だったり勝利への執念だったりの部分で、男子と女子の評価をひっくり返すことは不可能じゃないと思う。スターダムの連中とならできると、今思えてるので。どこまでやれるか、我々の挑戦を見届けてほしい」とわくわくする回答をいただき、今後に期待が膨らむ一方です。

余談ですが…髪をショートにするだけでも寒さを感じるので心配しています。何かお困りのことはありますか?と質問したところ「さすが気象予報士!(笑い)。首から上が寒いな。もう暖かくなってきたのにマフラーを引っ張り出して使ってるよ。前哨戦で(中野)たむに地毛もエクステも引っこ抜かれ、その部分がぽつぽつハゲてて…。恥ずかしさでいっぱいだ。助けてくれ」とのことでした。

注目が集まる今こそ「今まで以上に強気で、枠にとらわれないジュリアを見せていきたい」と攻めの姿勢を崩さないジュリア選手の新章スタート。髪切りで終わらない進化を追いかけましょう。

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