【3月場所】5場所連続休場の鶴竜が診断書を提出「左半腱様筋部分断裂」

横綱鶴竜

大相撲春場所初日(14日、東京・両国国技館)、横綱鶴竜(35=陸奥)が日本相撲協会に「左半腱様筋部分断裂 3月場所の休場を要する」との診断書を提出した。

鶴竜は9日の稽古中に左太ももを負傷。昨年は5場所のうち4場所で休場し、横綱審議委員会から史上初の「注意」を決議された。さらに、1月の初場所も持病の腰痛で全休したため、これで5場所連続休場となった。

ただし、師匠の陸奥親方(61=元大関霧島)は、本人が現役続行の意思を示していたことを明かし「まだ気持ちは切れていない。『(現役を)辞める選択肢もある』と言ったんですけど、本人は『まだやりたい』と言っていた」と話していた。

今回の休場を受けて横審は最も重い「引退勧告」の決議を下す可能性もあったが、新型コロナウイルス禍で今場所後の開催は〝白紙〟の状態になっている。

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