Rソックスの新戦力・コルデロ「興奮している。夢が叶った」

フランチー・コルデロは今年2月、アンドリュー・ベニンテンディをメインとした3球団トレードでロイヤルズからレッドソックスへ移籍してきた。レッドソックスのファンとして育ってきたコルデロは「とても興奮している。このユニフォームを着て(フェンウェイ・パークの)フィールドに立つという夢が叶うんだ。本当に楽しみだよ」と大感激。新型コロナウイルスの陽性反応で出遅れたが、ようやく憧れのチームでのスタートを切った。

コルデロはドミニカ共和国出身の26歳。子供のころは母国でレッドソックスの試合がテレビ中継されており、レッドソックスの魅力的な選手たちに惹かれていったという。「デービッド・オルティスの大ファンだった。マニー・ラミレスやペドロ・マルティネス、J・D・ドリューも好きだったよ」とコルデロ。そして今、コルデロはその憧れのチームのユニフォームを着てスプリング・トレーニングを過ごしている。

コルデロのこれまでのキャリアは故障との戦いの連続だった。サービスタイム(メジャー登録日数)がすでに3年を超えているにもかかわらず、メジャーでの出場は通算95試合だけ。2018年から3年連続で60日間の故障者リストに登録され、長期離脱を経験している。パドレス時代の2018年に40試合に出場したのがキャリアハイだ。

マイナー時代に2年連続で16本以上の三塁打を放ったように、そのパワーとスピードはとてつもないポテンシャルを秘めている。健康にプレーすることさえできれば、レッドソックスの正左翼手として、前任者のベニンテンディを上回る成績を残すことも不可能ではないだけに、コルデロは「健康に1年を過ごすこと」を今季の目標に掲げている。

新型コロナウイルスの陽性反応で出遅れているものの、「開幕に間に合えばいいなと思っている。毎日頑張るよ」とコルデロ。「今年は人々が本物のフランチー・コルデロを目にするシーズンになればいいな」と憧れの新天地での飛躍を誓った。

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