阪神は14日の巨人戦(甲子園)に1―0で勝利。宿敵巨人との今季初対戦を白星で飾った。
打のヒーローは4回に決勝の4号ソロを放ったドラフト1位ルーキー・佐藤輝明内野手(22=近大)。一度はファールと判定された左翼ポール際への大飛球がリプレー検証の結果、本塁打に覆った。
佐藤輝はこれでオープン戦本塁打王レース単独トップに浮上(試合終了時点)。矢野監督も「ちょっと甘くなったボールを一発で仕留められるのは、あいつの持ち味だし魅力」と目を細める。
佐藤輝はここまでオープン戦8試合を終え打率3割7分、10打点。矢野監督も「開幕スタメンは当確か?」との報道陣の問いに「そらもう、こんだけ打ってて使わんかったらおかしい」と即答。虎党としても2週間後に控えたヤクルトとの開幕戦(26日、神宮)待ち遠しいばかりだ。
長く阪神に現れなかった、待望の左の生え抜きスラッガー。猛虎の歴史を書き換え続ける長い旅路は、まだ始まったばかりだ。