JAZZのインプロやプログレ・ロックに相当! クラシック界のアナーキー的存在のマロオケがGWに東京で公演!

Ⓒ塩澤秀樹

NHK交響楽団コンサートマスター篠崎史紀率いる"マロオケ"のコンサート、篠崎史紀と38人の武者たち 『マロオケ古典派浪漫』がGWの5月2日(日)に東京・サントリーホールで開催される。また、精鋭奏者38名のメンバーも発表された。

マロオケとは「マロ」の愛称で知られるN響コンサート・マスター篠崎史紀の呼びかけの元に、国内のオーケストラの首席奏者らが結集したスペシャルオーケストラ。楽団の枠を超えた精鋭が集う、いわばクラシック音楽界のオールスター・チームだ。オケの名前は、正式名称の「Meister Art Romantiker Orchester (マイスター・アールト・ロマンティカー・オルケスタ―)」の各頭文字のMAROと、篠崎のニックネームを掛けて「マロオケ」と名付けられた。「マロオケ」の魅力はオールスター奏者のガチの競演もさることながら、指揮者を置かないこと。通常、クラシックのオーケストラでは指揮者のタクトに沿って楽器を奏でるが「マロオケ」はいわば司令塔不在。いわばジャズのインプロヴィゼーションやプログレッシブ・ロックの感覚に近い。こんな事ができるのも集まった各奏者の技量の高さゆえ。クラシック音楽界の常識を打ち破った、アナーキーな存在だ。

また"マロオケ" に参加する国内屈指の名門オーケストラの首席奏者に加え、国内外コンクール受賞者ら腕に覚えがある武者、総勢38名の全貌も明らかにされた。演奏曲目は昨年、生誕250年を迎えた楽聖、ベートーヴェンの3大交響曲である第5番/運命、第6番/田園に第7番を一気に演る。指揮者がいない中、各奏者が凌ぎを削ってプレイするド迫力の、ヤバいくらいのベートーヴェン。聴者を異次元の世界に誘ってくれること必至。

5月2日(日)に東京・サントリーホールで開催される篠崎史紀と38人の武者たち 『マロオケ古典派浪漫』のチケットは明日(3月13日)に各プレイガイドにて発売!参加メンバーは公演オフィシャルサイトに記載。

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