【ノア】GHCジュニアは小峠篤司が4年3か月ぶりに3度目の戴冠

吉岡(右)を仕留めた小峠

ノア14日の福岡国際センター大会で行われたGHCジュニアヘビー級選手権は、挑戦者の小峠篤司(35)が王者・吉岡世起(33)を撃破して第45代王者となった。

元W―1の吉岡は、2月12日の日本武道館大会で小峠の盟友・原田大輔(34)から王座を奪って新王者となった。立ち上がりから初防衛に燃える王者と、約4年ぶり3度目の戴冠に燃える小峠は、開始からスピーディーな攻防を展開。吉岡はエプロンでクラッシュドライバーを狙い、回避されるとハリケーンラナで先制。裏から表から蹴りの嵐を見舞った。

耐えた小峠はウラカンラナで王者を場外へ落としトペ・コンヒーロ。ラリアート連打からブルドッキング弾、サイドエフェクトでペースを奪い返す。しかし王者も後頭部へのシザースキックで一歩も引かない。ここで挑戦者は捨て身で最上段からエプロンの王者へミサイル弾、スプラッシュ弾を放った。

しかし王者は必殺のクロックストライクからFUMIE(サーフボードクラッチ式ストンプ)を見舞う。小峠の石頭攻撃もヒザで防御した。それでも小峠は裏ウラカンラナから蹴り連打も、月面水爆はヒザで迎撃される。

勝機と見た吉岡は後頭部へのバズソ―キック。それでも小峠はコウモリ落としから2度目の月面水爆を成功させ、最後は急角度で落とすキルスイッチ一撃。執念で4年3か月ぶりに王座を奪還した。盟友の元王者・原田にベルトを巻かれた小峠は感無量の表情を見せていた。

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