物議を醸す政見放送 後藤輝樹氏「売名目的で規制が入る」と懸念

物議を醸す千葉県知事選の政見放送(上から後藤氏、加藤氏、河合氏)

千葉県知事選(21日投開票)の政見放送の一部が、ネタ合戦と化している状況に立候補している「ベーシックインカム党」の後藤輝樹氏(38)が、苦言を呈した。

知事選の政見放送では医師の加藤健一郎氏(71)が小池百合子都知事(68)に求婚すれば、「千葉県全体を夢と魔法の国にする党」の河合悠祐氏(40)が「政策の1つ目が思い出せない」と事実上のショートコントを披露するなど、個性派候補が政策そっちのけで、自己PRの場となっている。

政見放送は事実上、著作権がないことから、放送後は各候補のみならず一般も含めて、動画サイト等に次々とアップし、一気に拡散。今回の知事選では「R―1より面白い」「こんなのは選挙じゃない」と賛否が起きている。

後藤氏はツイッターで「俺が言うのもなんですが、政見放送をYouTube等にアップロードする事は褒められた事ではありません。良い子は絶対に真似しないでください。結論を言えば、政見放送をYouTubeにアップロードする事を良しとすると、頭の悪いバカ共が、売名目的で立候補し、その結果、選挙や政見放送に規制が入るからです」と訴えた。

ちなみに後藤氏はNHKの政見放送で、「愛をテーマ」に彼女へプロポーズし、千葉テレビの政見放送ではラップ調で、政策を訴えていた。

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