卓球女子で東京五輪代表の伊藤美誠(20=スターツ)が14日、遠征先のカタール・ドーハから帰国し、オンラインで取材に応じた。
今年から新設された国際大会ワールドテーブルテニス(WTT)のツアー2大会で、伊藤はシングルスに出場して「コンテンダー」「スターコンテンダー」ともに優勝を飾った。
「1試合、1試合すごい濃い内容だった」と振り返ったが、いずれも中国選手は参加を見送ったことで「早く試合がしたいなと思います」と対戦を熱望した。
しかし、伊藤は「(五輪前の国際大会は)出場するか、しないかは決めていなくて。話し合って決めたい」とも話している。
場合によっては、中国選手との対戦が五輪で〝ぶっつけ本番〟になる可能性もあるが「試合をしなくても大丈夫という自信はあります」ときっぱり。その理由を「相手が『ここ変わったの?』と思うような、ビックリする技術、戦術を出せると思うので。相手は急に本番のほうが嫌なんじゃないかなと思います」と説明した。
今後は14日間の隔離生活を送ることになるが、周囲のサポートもあり「普段の練習ができるので、そこはすごくありがたいです」と伊藤。〝卓球王国〟を破って金メダルを手にするべく、レベルアップを続ける。