【全日本】ジェイクと芦野完全決別!さらなる抗争激化必至 

試合後に芦野祥太郎(手前左)とにらみ合うジェイク・リー

14日の全日本プロレス・後楽園ホール大会で、ジェイク・リー(32)とアンファンテリブルメンバーによる新ユニット「トータル・イクリプス」が、芦野祥太郎(31)と岩本煌史(30)と完全決別した。

トータル軍誕生のきっかけは2月23日の後楽園大会で行われたジェイク、TAJIRI、岩本組VS芦野率いる「アンファンテリブル」の6人タッグ戦だった。試合終盤、アンファンテリブルメンバーが造反し、芦野を公開処刑した。これにジェイクも加わり元アンファンメンバーと合流すると、後にTAJIRIも加入しトータル軍を結成。一方「一人アンファン」となった芦野はジェイクと袂を分けた岩本と一時共闘し互いの元仲間たちに制裁を誓っている。

この日はトータル軍からはジェイク、児玉裕輔が芦野岩本連合を迎えた。試合は一進一退の激しい攻防となったが、中盤ジェイクが岩本に「ラストチャンスだ」手を差し伸べ握手を求める。これを岩本が一本背負いで断ると、一気に試合は動く。エプロンでは芦野が元パートナーの児玉を捕獲し、場外の元アンファンメンバーへ投げつける危険な別れの一撃を放った。

しかし最後はジェイクが岩本を垂直落下ブレーンバスターで沈めて3カウント。大の字の元盟友にジェイクは「俺はもっと上に行く。サヨナラだ、岩本」と話した。さらに児玉も「僕と芦野君も、これで終わり。僕たちトータル・イクリプスが、月の様にリングを染め上げてとんでもないことにしますよ」と続けた。

鉄の結束を誇った2組の決別は、今後さらなる抗争の激化を招くこと間違いなしだ。

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