新日本プロレス14日兵庫大会の「NEW JAPAN CUP」2回戦で、SANADA(33)が永田裕志(52)を下してベスト8入りを果たした。
序盤から珍しく場外でのパイルドライバーという大技を繰り出して主導権を握ったSANADAは、ラウンディングボディプレスをかわされると永田の猛反撃にさらされた。雪崩式エクスプロイダーでマットに叩きつけられると、ジャパニーズレッグロールクラッチをナガタロックⅡで切り返される。Skull End(変型飛龍裸絞め)に捕らえても、その体勢のままレッグロックを極められてしまった。
それでも大☆中西ジャーマンを着地したSANADAは、セカンドロープから宙返りして永田の背後に回って再びのSkull End。永田の動きが止まったと見るや自ら技を解き、最後はラウンディングボディプレスで3カウントを奪ってみせた。
永田とは全日本時代の2011年4月に「チャンピオン・カーニバル」優勝決定戦で惜敗。今年2月後楽園大会で2度目のシングルマッチが激突して勝利を収めていた。短期間で実現した再戦でも返り討ちにし、NJC初制覇に前進したSANADAはノーコメントで会場をあとに。準々決勝(18日、静岡)ではウィル・オスプレイ(27)との対戦が決定した。