【新日本】ザックとの壮絶死闘を制しオスプレイが8強「俺こそが歴代最高の英国人レスラー」

ザック(左)を下したオスプレイ(新日本プロレス提供)

新日本プロレス14日兵庫大会の「NEW JAPAN CUP」2回戦で、ウィル・オスプレイ(27)がザック・セイバーJr.(33)との激闘を制し準々決勝(18日、静岡)に進出した。

ともに英国出身のトップレスラー同士による2回戦は、超ハイレベルな攻防の連続となった。痛めている右肩にテーピングを施したオスプレイは、ザックに右腕を集中的に攻められる。15分過ぎにはラ・ミスティカ、ザックドライバー、雪崩式飛び付き腕十字固めからクラーキーキャット(変型羽折り固め)と怒とうの猛攻にさらされた。

それでもオスプレイは強烈なサイレントウィスパー(トラースキック)で反撃に出る。スーパーオスカッターをかわされスリーパーホールドに捉えられるも、ザックドライバーを阻止して背後に回ると、後頭部へエルボー一閃。最後は必殺のストームブレイカーをさく裂させて大激闘を制した。

試合後のリング上で出血していた鼻にタオルを巻いてマイクを握ったオスプレイは「この状況で謙虚ぶっていられるか。拍手をよこせ!」と「ユナイテッドエンパイア」のリーダーらしく愚民に指示。「俺こそが歴代最高の英国人レスラーだと胸を張って断言できる。もう誰一人として俺の力を疑うことはできない。教えてやる。NJCの本当の優勝候補は俺だ。一番強い相手と戦いたい。だけどこれだけは忘れるな。ウィル・オスプレイはレベルが違う」と高らかに宣言した。

準々決勝ではSANADA(33)との対戦が決定。「俺は優勝だけを見ている。次の相手もこれまたキツそうだが、俺の勝利は揺るぎない」と豪語したオスプレイが、NJC初制覇へ突き進む。

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