【登録販売者試験結果出揃う】2020年度合格者数は前年比6000人減の2万1953人

【2021.03.15配信】日本薬業研修センターは、2020年度の各都道府県の登録販売者試験結果が出揃ったことを受け、全国の受験者数・合格者数を集計した。それによると、2020年度合格者数は前年比6000人減の2万1953人だった。

コロナによる受験制限が影響

3月5日に奈良県の発表があり、これをもって全国の試験結果が明かになったという。

今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で試験自体の実施が危ぶまれる自治体もあったが、無事、全都道府県で実施された。

今年度の受験者総数は5万2959人、合格者は2万1953人、合格率は41.5%だった。

一昨年、昨年と受験者数6万5000人を維持していたものが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため居住地などでしか受験できない受験制限等が一部設けられた影響もあり、受験者が1万2000人減少することとなった。

合格者は昨年から6300人の減少になったという。

合格率は一昨年が41.3%、昨年が43.4%と、ほぼ40%程度が維持されている。

都道府県別で見ると、最も合格率が高かったのは、広島県の58.1%。ついで愛知県の56.0%。

問題の難易度が合格率に一定の影響をもたらしていると考えられるため、研修センターでは、「なるべく質の揃った出題をお願いしたい」としている。

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