ドジャースの開幕投手はカーショウ 3年ぶり通算9度目の大役

日本時間3月15日、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は今季の開幕投手をクレイトン・カーショウが務めることを発表した。カーショウは2011年から8年連続で開幕投手を務めていたが、2019年は左肩の炎症で故障者リスト入りしたため、連続記録がストップ(開幕投手は柳賢振)。昨季は通算9度目の開幕投手を務める予定だったが、背中の故障で登板を回避し、代わりにダスティン・メイが先発した。カーショウが開幕投手を務めるのは2018年以来3年ぶり9度目となる。

ウォーカー・ビューラー、トレバー・バウアー、デービッド・プライス、フリオ・ウリアス、メイ、トニー・ゴンソリンと圧倒的な充実度を誇るドジャースの先発投手陣だが、開幕戦のマウンドを任されたのは、やはりカーショウだった。過去に8度開幕投手を務めており、これはドン・サットン(7度)、ドン・ドライスデール(7度)、フェルナンド・バレンズエラ(6度)といった名投手を上回る球団記録。その記録がさらに更新されることになる。

今季がドジャースとの契約最終年となるカーショウは、ここ数年とは異なるモチベーションでスプリング・トレーニングを迎えたという。それは昨季ようやく念願のワールドシリーズ制覇を達成したことが大きな理由だ。ただし、モチベーションが下がったわけではない。「勝って当たり前と思われている状況で勝ちたい。ワールドシリーズ連覇を目指したい」とカーショウは次なる目標に向けて、日々準備を進めている。

カーショウはスプリング・トレーニング序盤、「開幕投手は特別だけど、今年に限っては本拠地開幕戦も非常に特別だと思う。32年ぶりにワールドシリーズを制したあと、ドジャー・スタジアムで最初の試合になるからね」と話していた。日本時間4月10日の本拠地開幕戦で先発するのは、ローテーションの順番通りにいけば先発3番手の投手となる。カーショウが本拠地開幕戦に先発するプランも検討された可能性はあるが、ドジャースはワールドシリーズ連覇を目指すシーズンの初戦をカーショウに託す。

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