【新型コロナ】医療従事者に感謝のどら焼き2万個 ありあけ特製品を寄贈

寄贈を発案した柴橋社長(右)と、特製どら焼きを手にする堀越社長=横浜市神奈川区

 医療・介護施設のリネン、関連機器のリースや販売などを手掛ける柴橋商会(横浜市神奈川区)と、菓子製造販売のありあけ(同市中区)は、新型コロナウイルス感染症対策に携わる医療従事者に感謝の気持ちを伝えて支援につなげようと、特製どら焼き2万個を寄贈する取り組みを始めた。

 対象は、県の「神奈川モデル・ハイブリッド版」重点医療機関のうち、寄贈を受け入れた19医療施設。柴橋和弘社長が、ありあけの藤木久三会長と交流があり、「スイーツの力で少しでも和んでほしい」と地元企業同士で連携した。

 同商会のキャラクター「シバちゃん」をプリントし、包装紙に「感謝」のシールを貼った特製どら焼き(1個300円相当)の費用を同商会が負担し、一部ありあけも協賛した。すでに15施設へ約1万5千個を贈り、感謝状や「おいしさとキャラクターに心まで癒やされ、何より励ましになった」といったメッセージが届いている。

 「お菓子屋として貢献できるきっかけをつくってくれてありがたい」とありあけの堀越隆宏社長。柴橋社長は「清潔なリネンを届ける本業での社会貢献が第一だが、大変な事態に感謝の気持ちを届ける方法を考えた。今後も恩返しをしていきたい」と話した。

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