豪州で新たな獣人型UMA「ニンビンジー」の目撃情報!その正体は…

ニンビンジーはテナガザルのような生き物だという

獣人型UMA(未確認生物)といえば、北米大陸のビッグフットやサスカッチ、ヒマラヤのイエティなどが有名だ。そして、オーストラリアで新たな獣人型UMA「ニンビンジー」が目撃された。体長は1メートル前後と小型。その獣人の正体は…。

オーストラリアのUMA研究家であるゲイリー・オピット氏は同国東南部のニューサウスウェールズ州ニンビン在住で、「昨年、娘とその彼氏がうちの近所でテナガザルのような生き物と遭遇した」と話している。オーストラリアにテナガザルは生息していない。クリスマス休暇で帰省していた娘と彼氏が深夜、毛むくじゃらで小さな人型の生物が屋根の上に跳び上がるのを目撃したという。鳴き声を聞くと、1匹ではなく、2匹だったよう。生物は直立二足歩行していたそうだ。スマホで動画撮影したというが、深夜のため姿を撮影することはできなかった。

霊長類学者のアンドリュー・マクグラス氏によると、この生物はUMA「ニンビンジー」の可能性が高いという。古来アボリジニの人々にも目撃されており、「毛むくじゃらの小さな男が肩をたたいてきた」「逃げるために戦わなければならなかった」との言い伝えも残っている。体長は90~120センチ程度、暗褐色や赤毛の毛皮で覆われており、直立二足歩行するという。ただし、捕獲例がないので、UMAとなっている。

今回のスマホ映像ではないが、UMA系ウェブサイト「サスカッチ・クロニクル」が2月にツイッターでニンビンジーと思われる画像をアップしている。確かに小さな獣人という感じだ。

日本ではほとんど知られていないこのUMAについて、オカルト評論家の山口敏太郎氏はこう語る。

「オーストラリアのUMAといえば、毛だらけの獣人ヨーウィが思い出されます。このヨーウィは、ビッグフットやイエティと同じぐらいの大きさです。でも、この新種のUMAのニンビンジーは人間よりも小さく、テナガザルぐらいのサイズの生物です」

獣人型の未確認生物というと、3メートルとも4メートルともいわれるビッグフットやイエティ、ヨーウィのように巨大なものを連想しがちだ。

山口氏は「今回のニンビンジーというのは大変興味深いですね。基本、同一エリアに近い種類の生物は存在しません。生態系の中で生活圏や食べ物で衝突してしまい、どちらかが駆逐されるからです。オーストラリアにはヨーウィがいますからね。そのことから考えると、どこかほかの地域から人間が連れてきたサル系の生物が野生化した可能性もあります」と指摘する。今後の目撃情報が待たれるところだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社