パドレスの正捕手・ノラが左手中指骨折 開幕戦への影響は不明

日本時間3月15日、パドレスのジェイス・ティングラー監督は正捕手のオースティン・ノラが左手中指を骨折していることを明らかにした。ノラは同14日に行われたダイヤモンドバックスとのオープン戦でファウルチップを受けた際に負傷。試合後に痛みが出て、チームドクターの診察を受けた結果、骨折が判明した。まだ戦列復帰までのタイムテーブルは明らかになっておらず、日本時間4月2日の開幕戦に与える影響も不明となっている。

今季のパドレスは久しぶりに正捕手と控え捕手の顔ぶれが固まった状態でシーズン開幕を迎えられる予定だっただけに、ノラの負傷は大きな痛手となる。「患部の状態がどうなっていくかを見守る必要がある」とティングラー。「彼が開幕戦に間に合うかって? 私にもわからないよ。彼が非常にタフな選手だということは知っているから、早く回復して開幕戦に間に合っても驚きではない。でも、彼が治療を開始して、もう少し時間が経ってみないとわからないね」と復帰時期に関する明言を避けた。

昨季のノラは開幕からマリナーズで好成績を残し、8月末のトレードでパドレスへ移籍。2球団合計で48試合に出場して打率.273、7本塁打、28打点、OPS.825をマークした。ノラが正捕手、ダルビッシュ有とともにカブスから移籍してきたビクトル・カラティーニが控え捕手を務めるのが今季のプランだったが、ノラが開幕に間に合わないようであれば、カラティーニが正捕手に繰り上がり、有望株のルイス・キャンプサーノが控え捕手として開幕ロースター入りすることになるだろう。

ティングラーは「我々の捕手陣には自信を持っている」と語っていたが、指揮官の構想はいきなりピンチを迎えている。なお、現在パドレスは正中堅手のトレント・グリシャムが左ハムストリング痛、正右翼手のウィル・マイヤーズが右膝炎症、新加入の金河成(キム・ハソン)が体調不良でオープン戦を欠場しているが、これらの3選手は開幕戦の出場には影響がないとみられている。

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