「プレーヤーズ選手権」で飛ばし屋・デシャンボーが飛距離143ヤードの大ミスショット

デシャンボー(ロイター=USA TODAY)

米ツアー屈指の飛ばし屋ブライソン・デシャンボー(27=米国)が14日(日本時間15日)の「プレーヤーズ選手権」最終日に「ゴルフ人生初」という大ミスショットをやってしまった。

「アーノルド・パーマー招待」との2週連続Vを狙って、首位のリー・ウエストウッド(47=英国)を1打差で追いかけてスタートした最終日の4番パー4で〝事件〟は起きた。

ハイブリッド(ユーティリティー)で打ったティーショットはデシャンボーの身長(185センチ)の高さも出ない超低弾道で飛び出し、池につかまってしまう。

米ツアーの公式サイトで記録された飛距離は「143ヤード」。前週の「アーノルド・パーマー招待」最終日には377ヤードのビッグドライブを披露したのと同一人物とは思えないようなミスショットを本人は「打った瞬間は何が起きたのかわからなかった」と振り返る。

ラウンド後のインタビューでこのショットについて聞かれると「低い球を打とうとしたらヒールに当たった。薄い当たりでスピンも少なかったので(野球の)ナックルボールのようになってしまった。トップしたわけではない」と説明した。

「こんなミスショットをしたのは試合では初めて」というデシャンボーは、池の手前からの3打目も大きく右に曲げてこのホールはダブルボギー。前半で2つ落としてV戦線から後退したものの、後半は16番パー5でイーグルを奪うなどして71でホールアウト。最終的には3位となった。

このショットの動画がアップされた米ツアーの公式ユーチューブでは「今年の最大飛距離と最少飛距離を記録した」「俺たちと同じだ」「こういうダボは毎週やってるよ」といったコメントが書き込まれた。

勝っても勝てなくても話題を提供するのは、さすがといったところか。

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