英国アーティスト史上初、ジェイコブ・コリアーが5度目のグラミー賞を受賞

シンガー・ソングライター/マルチ楽器奏者のジェイコブ・コリアーが、日本時間3月15日に行われた第63回グラミー賞授賞式で、「ベスト・アレンジメント、インストゥルメント・アンド・ヴォーカル」部門を受賞した。

これまでノミネートされたグラミー賞は全て獲得し、最新アルバム『ジェシー Vol. 3』ではアルバム・オブ・ザ・イヤーを含む3部門にノミネートされていたジェイコブ。収録曲「ヒー・ウォント・ホールド・ユー (feat. ラプソディ)」で勝ち取った今回の受賞で獲得したグラミー賞の合計は5つとなった。

また、デビューから4作連続でグラミー賞を受賞したのは、英国アーティストとしてはジェイコブがなんと史上初。この受賞についてジェイコブは「「ヒー・ウォント・ホールド・ユー」に詩のような美しさをもたらしてくれたラプソディに感謝したい。アーティストとしてエキサイティングな瞬間だし、この賞を受賞できてとても嬉しいよ」と喜びを語った。

『ジェシー Vol. 3』は、ジェイコブが2018年から取り組んでいるアルバム4部作「ジェシー・プロジェクト」の第3弾。プロデュース、作曲、ミックス、レコーディング、アレンジ、演奏のほぼ全てを彼自身がロンドンの自宅で行い、これまでで最もグルーヴィで彩り豊かなものとなっている。本作の日本盤にはボーナス・トラックとして「イン・トゥ・ディープ(アコースティック・ヴァージョン feat. キアナ・レデ)」を収録。若き天才が描く新たな音宇宙を存分に堪能出来る一枚となっている。

本人は4作それぞれを小さな宇宙に例え「第1弾は壮大でアコースティックな宇宙、第2弾は同じくアコースティックだがフォーク寄りの宇宙」と描写しているが、第3弾となる本作は「ヒップホップ、R&B、エレクトロ、デジタル・サウンド、ポップ・ミュージックを全て合わせたもので、これまでで最もファンキーなサウンドになった」とのこと。自ら「多くの曲を書いたことでスキルも向上した」と自負する彼のソングライティング、パフォーマンス、プロデュース能力をこれまで以上に楽しめる内容だ。

ダニエル・シーザー、ジェシー・レイエス、キアナ・レデ、キンブラ、マヘリア、ラプソディ、T-ペイン、タンク・アンド・ザ・バンガス、トリー・ケリー、タイ・ダラー・サインといったゲスト陣も話題。「参加してくれたミュージシャンのほとんどは僕の友人で、僕にとってのヒーローでもある」と語ったジェイコブ。様々なジャンルが入り混じった意欲的なコラボレーションとなっている。

■商品情報

ジェイコブ・コリアー 

最新アルバム『ジェシー Vol. 3』発売中 

UCCM-1261 ¥2,750(税込)

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