本田圭佑ネフチ入りでも東京五輪出場は絶望的…Jクラブ関係者「もともとムリ」

本田圭佑

元日本代表MF本田圭佑(34)の東京五輪出場はかなうのか。アゼルバイジャン1部ネフチ入りが15日に正式決定した本田は、かねて3人まで登録できるオーバーエージ枠(25歳以上)で今夏の五輪メンバー入りを目指しているが、Jクラブ関係者は厳しい見解を示した。

「もともとムリと思っていたから。五輪は18人しか選手を呼べない。ボランチ(守備的MF)なら柴崎(岳=28、レガネス)を呼ぶだろうし、ほかにも遠藤(航=27、シュツットガルト)とかいるでしょ。(かねて本田の試合をチェックしていると言う)森保(一)監督(52)もリップサービスじゃないかな」と指摘した。

同関係者は「それに(ポルトガル1部)ポルティモネンセが決まらなかった時点で五輪には間に合わないよ。本田は何か月もプレーしていなかったし、ここからコンディションを取り戻すのはムリじゃないか。ケガ明けでいきなりトップでやるのは難しいし、レベルの低いリーグで見せても参考にならない」と言う。

本田はブラジル1部ボタフォゴに所属していた昨年12月に左太ももを負傷し、戦線離脱。1月末にポルティモネンセ入りで合意するも選手登録が間に合わずに破談。現在まで3か月以上も実戦から遠ざかっている。しかも新天地アゼルバイジャンリーグは、欧州ながらも決して高いレベルにあるとは言えない。仮に活躍できたとしても、猛アピールにはならないというわけだ。

「そんな状況で本田を五輪に呼んだとしても誰も納得しない。だから普通に考えても五輪はないでしょう。森保監督も呼ばないから」と同関係者は説明していたが、逆境に強いのが本田の持ち味。それだけに世間の評価を覆すような活躍を見せてほしいものだ。

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