新幹線開業PRロゴ披露 諫早、新駅ビルでイベント

お披露目された新幹線開業PRロゴとともに写真撮影する子どもたち=諫早市、iisa

 来年秋の九州新幹線長崎ルートの暫定開業に向けた機運を高めようと、長崎県諫早市が募集した開業PRロゴが決まり、14日、永昌東町の諫早駅東地区再開発ビル「iisa(イーサ)」の開業記念イベントで披露された。
 市は昨年末から約1カ月間、三つのロゴ案の投票を実施。同ルートの県内3駅をつなげたハート形で、上部のアーチは同市の観光名所「眼鏡橋」を表したB案(キューピッド)が最多得票を獲得した。
 イーサは昨年12月に完成し、市は同月末に開業記念イベントを予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大を受けて延期した。
 14日、開業PRロゴや市民約200人が「のんのこ踊り」を踊るリレー動画(3分16秒)、ロゴ入り屋台がお披露目され、宮本明雄市長は「これらを活用して、市民に親しまれる場所になってほしい」とあいさつ。動画や屋台製作の中心となった諫早商工会議所青年部の塚原史人会長は「新幹線が諫早にやって来ることを市民の力にしたい」と話した。
 この後、長崎ウエスレヤン大生らによる実行委がステーションフェスティバルを実施。子どもたちのダンスや大学生らのジャズ演奏などでにぎわった。

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