米国産牛肉に緊急輸入制限発動へ

20年度輸入量、基準超え

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 政府が日米貿易協定に基づき、米国産牛肉を対象に緊急輸入制限(セーフガード)を発動する方向となったことが15日分かった。2020年度の輸入量が近く基準数量を超える見通しとなったためで、実際に発動すれば17年8月の冷凍牛肉以来の措置。

 日米貿易協定は20年1月に発効。20年度の基準数量は24万2千トンだが、財務省によると2月までの輸入量は23万3112トンに上っている。セーフガード発動により、関税率は30日間、現在の25.8%から38.5%に引き上げられる。

 政府関係者によると、干ばつの影響でオーストラリア産の輸入量が減っており、米国産の需要が高まっていた。